100 Thieves と Cryocells、VCT 2023の絶対的な組み合わせ

オフシーズンが始まるとすぐに、フランチャイズに選ばれたチームは、次のシーズンのVALORANT Champions Tour(ヴァロラント・チャンピオンズ・ツアー)大会に向けてロースターの再編成を開始しました。ゼロから作り直すチームもあれば、数人の選手を入れ替えるだけの控えめなアプローチをとるチームもありました。VCT2022の終盤に成功を収めた100 Thieves は、William "Will" Chengの代わりにMatthew "Cryocells" Panganiban を起用しただけで、後半戦に突入していました。

VCT 2022 パフォーマンス

100 ThievesのVCT 2022は、前年に獲得したサーキットポイントにより、Stage 1 Challengers(ステージ１チャレンジ)大会本戦から始まりました。グループステージで連敗を喫した100 Thievesは、イベント期間中に2度のメンバー変更を実施しました。しかし、期待されたほどの結果は得られず、チームはグループステージを1勝4敗で終えました。

大会終了後、コーチングスタッフの交代に伴い、jcStani、Hiko、Ethanが退団し、ロスターがさらに移動しました。Will(ウィル)、Derrek(デレック)、stellar(ステラ)の3人が新たに加わり、ロースターが完成しました。新体制の彼らは、Stage2(ステージ2)本大会を5-6位で終え、Champions Istanbul と Last Chance Qualifiers に進出することができました。チャンピオンズ大会では上位に食い込めなかったものの、北米の3チームのうちの1チームとして、予選を通過したこと自体が快挙でした。

VCT 2022 オフシーズン

前述の通り、100 Thievesはオフシーズンのロスターの動きを控えめにしており、Cryocells(クライオ)を加えてチームに攻撃的なブーストを与えるにとどまっていました。

Cryocells(クライオ)のラインアップへの到着

VCT 2022開幕のわずか数週間前にチームに加わったにもかかわらず、Cryocells(クライオ)はXSETのロスターに欠かせない存在となりました。1年を通して、彼の貢献はマッチアップの差を生み、次々と素晴らしいショーを披露することができたのです。Stage 1のメインイベントでは4位に終わったものの、続くステージではOptic Gamingを破ってチャレンジャーのタイトルを獲得し、Masters Copenhagenへの出場権を手に入れました。

Cryocells(クライオ)は253 ACSでレーティング1.24を記録し、参加したイベントのTHESPIKE.GGの統計リーダーボードに何度か登場し、XSETのシーズン中の活躍とNAでの2位（サーキットポイントによる）を裏付け、Champions Istanbul(チャンピオンズ・イスタンブール)大会への出場権を獲得しています。XSETは、世界の強豪チームと対戦し、5位から6位という成績を収め、賞金プールの大部分を獲得することができました。

レッドブル・ホームグラウンド 2022

100 ThievesはCryocells(クライオ)をいち早く採用し、イギリスのマンチェスターで開催されたRed Bull Home Ground LAN(レッドブル・ホームグランドLAN)大会で新メンバーをデビューさせました。グループステージでは全勝し、準決勝では1マップも落とさずTeam Vitalityを撃破するなど、大会序盤から圧倒的な強さを見せつけました。グランドファイナルでは、再編成されたロスターでデビューしたNAチームのCloud9と対戦し、ファンの予想に反して100 Thievesが3-0で勝利し、この大会では文句なしの優勝となりました。

今後、100 ThievesがVCT 2023で力を発揮することは間違いないでしょう。彼らは向上心を持ち続け、今後のトーナメントで成功を積み重ねていくでしょう。