VALORANT eスポーツへ挑む。新生・VARRELの決意。 Pepper選手とLiGeRコーチに独占ロング・インタビュー

執筆者 MWK-EricaJP
最終更新日January 5, 2023 at 10:31AM
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先日の12月23日(金)に発表された、eスポーツチーム大手の「DONUTS USG」の「VARREL」へのリブランディングに伴い、同チームは満を持す形で、新規にVALORANT部門を立ち上げました。このニュースは、日本のeスポーツ業界にとっては、プラスなものであるのは間違いないですが、同時に既存のチームにとっては、手強いライバルチームがひとつ増えたかたちになります。 「VALORANT Challengers Japan 2023」の大会フォーマットも発表され、将来性のある新鋭チームにより、2024シーズンの国際大会出場チャンスを賭けて熾烈な戦いが繰り広げられるのは、確実です。

このように、ますます盛り上がっている日本のVALORANT eスポーツシーンに新規参入したVARRELのコーチ・LiGeR氏と、Shoki "Pepper" Banjo選手にお話を聞かせていただくことができました。

ロスター陣の面々と戯れるPepper選手
ロスター陣の面々と戯れるPepper選手

THESPIKE:明けましておめでとうございます。本日は、どうぞよろしくお願いいたします

LiGeRコーチ:明けましておめでとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

Pepper選手:明けましておめでとうございます。こちらこぞ、どうぞよろしくお願いいたします。

THESPIKE:まず、LiGeRコーチにお聞きします。大変失礼で恐縮なのですが、あまりコーチに関しての情報が見つけられず、ミステリアスな存在です。VALORANTそのものの経験値は、どれくらいおありですか

LiGeRコーチ:VALORANTはリリース開始時からプレイしており、最初期には最高ランクであるレディアントになった経験もあります。当時は会社員として働きながらプレイヤーとしての活動も行っていました。しかし、働きながらの活動は限界があり、他チームからのお誘いを受ける形でコーチに転身しました。

THESPIKE:これまでやってこられたゲームとVALORANTの大きな違い・魅力は、なんだと思いますか

LiGeRコーチ:私はこれまで主にCS系(CSO,CS1.6,CSGO)のゲームをプレイしてきたのですが、戦術・戦略・作戦の幅が大きい点に魅力を感じていています。CS系のゲームはプレイヤー全員が同じ数の投げものを持って開始するので、プレイや作戦が似たようなものになることも少なくありません。しかし、VALORANTはそれぞれのエージェントができることや特徴が違うのでエージェントが増えるたびに戦術の選択肢が増えていきます。ここが大きな違いであり魅力でもあります。

THESPIKE:有名eスポーツチームの新規VALORANT部門立ち上げとなると、かなりの重責かと思いますが、このお話をいただいた時の感想をお聞かせください

LiGeRコーチ:当初は、大きなチャンスだとその時点では大喜びしていました。ただ実際に幾度ものMTGを重ね、ロスターが確定して、と活動を進めていく中で重大な責任を担っていることを実感します。

THESPIKE:この新規チーム立ち上げの準備はいつくらいからされていたのですか?そして、どのような方向性・戦略でチームのロスター陣のリクルートをされたのでしょうか

LiGeRコーチ:準備自体は2022年11月初旬頃から動いていました。大急ぎでトライアウトを実施し3週間弱でこのメンバーを決定しました。「日本から世界を目指す」をテーマにメンバーを選定しました。

THESPIKE:コーチという立場から見て、盛り上がってきたとはいえ、日本のeスポーツシーンは、隣国・韓国などと比べて認知度も控え目かと思いますが、どのような点をクリアすれば、もっと発展していくと思いますか

LiGeRコーチ:仰る通り世界における日本のeスポーツチームの認知度はまだまだです。国内のeスポーツシーンはインフルエンサーの方やトップ選手らの活躍によりこれまでにないほど盛り上がりを見せていますが、より発展していくためには、日本のチームがコンスタントに結果を出し続けるしかないと思います。

THESPIKE:Pepper選手にお聞きします。今年の10月にDetonatioN FocusMe所属から、フリーになっていましたが、その時には、すでにこの新規立ち上げのVARRELへの加入が決まっていたのでしょうか?もし、答えがNOの場合、フリーになった時のお気持ちもお聞かせください

Pepper選手:いえ、決まっている訳ではありませんでした。 数チームのトライアウトを受けてメンバーやチームが今後どういう方針でやっていくのかを見ながら最終的にVARRELへの所属を決めました。

THESPIKE:Pepper選手は、Sengoku Gamingなどでプレイした経験もあり、日本のメジャーなVALORANT eスポーツチームでのプレイ経験が豊富ですが、このチームへの加入のお話が来た時の感想をお聞かせください

Pepper選手:特別これと言った感情があるわけではなかったのですが、以前プロとして活動していたゲーム(オーバーウォッチ)でこのチームに所属していた時期があるので、出戻りって感じでしょうか。

**THESPIKE:LiGeRコーチとPepper選手それぞれにお聞きしますが、チームを作り、継続していく。さらに、そのチームを勝てるチームにしていく上で、一番大切なものはなんだと思いますか?また、このチームの強みを教えてください。

LiGeRコーチ:対話力です。これはゲーム内はもちろんですが、それ以外の部分でも大切な要素だと考えています。VARRELの強みは向上心の高さです。全員が前所属チームでの大会結果に悔しさを感じており、新チームで挑む次の大会に向けて必死に活動しています。

Pepper選手:メンバー全員がお互いの事を理解する事がとても大事だと思います。理解し合えることでチームワークやコミュニケーションの部分がどんどん良くなっていくと私は思っています。そして私たちのチームはそこに力を入れています。

THESPIKE:「VALORANT Challengers Japan 2023」の大会フォーマットに関して、どう思いますか

LiGeRコーチ:よりチームの実力が結果として現れる大会フォーマットになり、好ましく思っています。一方でスケジュールに関しては発表から開始までの期間が短いため、新規チームには険しいスケジュールであると感じています。

Pepper選手:私はかなりいいシステムだと思います。長期戦になるのでコーチやアナリストを含めたチーム全体の力もかなり大事になってくるのではないでしょうか。

THESPIKE:来シーズンのチームの目標をお聞かせください

LiGeRコーチ:もちろんChallengers Japan優勝です。それを実現できるためのプレイヤーが揃ったと思っています。

Pepper選手:もちろん優勝です。そして注目されるチームになりたいなと思っています。

THESPIKE:対戦したいチームはありますか? その理由もお聞かせください

LiGeRコーチ:対戦したいチームは特にないのですが、出場予定のチームには交友のある選手、コーチが多いのでそこには負けたくないという気持ちがあります。

Pepper選手:勝ち続ければどんどん強いチームと試合する事になっていくのでそこがとても楽しみです。

THESPIKE:Pepper選手にお聞きします。新しい変更(パッチノート5.12)はゲームにどのような影響を与えると思いますか?チェンバーのナーフ、マップの変更などに関しての見解をお聞かせください

Pepper選手:前回のパッチではチェンバーがオペレーター担当という役割でしたが今回のパッチでオペレーター運用が難しいエージェントになってしまったためプロシーンでのメタは変わっていくと思います。 マップに関していえば元々存在したマップであるSPLITなので特に変わったことはありません、SPLITのマップの構造がかなり変わっていたら、また難しい事になりそうですね。

**THESPIKE:Pepper選手は現在26歳で、日本において最も経験豊富なプレイヤーのひとりであると思いますが、プロの選手として、何歳くらいまでプレイしたいと思っていますか? VARRELの理念のひとつに、従来のスポーツにはない「性別や身体的特徴の垣根を越えて競い合う」という可能性を重視というものがあるかとは思いますが、日本のプロ選手第一世代として、選手寿命やキャリア自体をどのようにとらえているかをお聞かせください。

Pepper選手:何歳までプレイしたいかは特にありませんが、選手寿命やキャリアの事を考えるとそろそろ引退の時期なのかもしれないと考えることもありました。しかし、私は限界を設定すること自体が良くないのかなとも感じています。 他のスポーツなら40代でもプロ活動をしている選手もたくさんいます。自分のプレイスタイルと相談して、今後チームでどういう役割をできるのかをまず1番に考えて、そこから進むべき道を決めるのが良いと思っています。

THESPIKE:憧れもしくは、目標としている選手はいますか? 海外の選手でも国内の選手でも構いません。もし、特にいない場合は、あえて「ライバル」と思っている選手をお聞かせください。そして、その理由もお願いいたします

Pepper選手:特定の選手ではないですが、個人的に目標にしているプレイヤー像はあります。状況把握が良くできていて、判断力が良いプレイヤーになりたいと思っています。

THESPIKE:eスポーツに興味を持ち、プロを目指している方々に、なにかアドバイスをお願いします

LiGeRコーチ:どういった選手になりたいのかを具体的に思い描き、どうしたらなれるのか、何が足りていないのかを常に考え改善していくことでプロ選手へ近づくことができると思います。活躍できるプロ選手になるためには、考える力を身に着けることが必須だと考えています。

THESPIKE:今日は、お忙しいところ、インタビューにおつきあいいただき、どうもありがとうございました。来シーズンのチームの躍進とご活躍を楽しみにしています

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