100T bang「怖い相手はいない。優勝候補は自分たちだと思う」
VALORANT Champions Tour 2026 - Champions ShanghaiでNRGを下した100 Thieves。試合後、THESPIKEはSean "bang" Bezerraにインタビューを実施し、チームへの自信やメンバー同士の結束力、プレイスタイル、苦手とする相手の戦い方などについて話を聞いた。
THESPIKE:G2 Esports戦の敗戦から立て直し、勝利を収めました。今の率直な感想を聞かせてください。
bang:「正直、G2に負けた後もそこまで落ち込んではいませんでした。チームで話し合って、あの日は単に調子が悪かったんだと捉えていました。以前にも話したことがありますが、僕たちはこれまで何度も調子の悪い日を経験しています。それでも勝てることが多いくらい、強いチームだと思っています。あの日のG2は、そんな僕たちに勝てるだけの良いプレイをしていました。
いくつか調整はしましたが、正直あまり時間はありませんでした。試合で起きたことや、次に意識すべき基本的なポイントについて話し合った程度です。それでも今日は、ずっと良いプレイを見せられたと思います」
THESPIKE:このシリーズは接戦だったとも言えますが、第1マップが競った展開だった一方、第2マップは一方的でした。NRGは最初のマップで互角に戦いながら敗れたことで、精神的にダメージを受けたと思いますか?
bang:「そうですね。間違いなくつらいと思います。ただ、NRGはメンタルが崩れてしまうようなチームではないと思っています。それでも、あれだけ接戦のマップを落とすのはかなり痛いですし、悔しいはずです。
その気持ちは僕もよく分かります。本当に。でも、彼らのメンタルが崩れたとは思いません。単純にHavenでは彼らのパフォーマンスが大きく落ちて、僕たちのほうがずっと良いプレイをしていただけだと思います」
THESPIKE:今回の勝利で、数年ぶりにメルセデス・ベンツ・アリーナへ戻ることになります。VCT 2024 - Masters Shanghaiでの経験を考えると、あの会場には苦い記憶もあるかもしれません。個人的には再びあの舞台に立つのが楽しみですか? それとも、不安もありますか?
bang:「不安はまったくありません。あの大勢の観客の前でまたプレイできるのが本当に楽しみです。すごくワクワクしています」
THESPIKE:グループステージ終了後、Timothée "Timotino" Lavigne Dupontは100 Thievesが今大会の優勝候補だと話していました。コミュニティでも同じ意見の人が多いと思います。今も自分たちが優勝候補だと思いますか? また、残っているチームの中で警戒している相手はいますか?
bang:
「いや、正直、特に不安を感じる相手はいません。優勝候補は自分たちだと思っています」
THESPIKE:チーム全員が非常に強い自信を持っているように見えます。周囲からの期待も大きく、すでに星の数で評価されるほど注目されていますが、シリーズの中でプレッシャーを感じる瞬間は本当にないのでしょうか?
bang:「プレイしているときは、ある程度のプレッシャーやストレスを常に感じます。特にステージ上ではそうですね。でも、プロとしてそれにも慣れてきましたし、以前よりずっと上手く対処できるようになったと思います。
だから、プレッシャーもストレスもありますし、少し緊張することもあります。でも問題ありません。そういうことは誰にでもある、ごく普通のことです」
THESPIKE:そうしたプレッシャーがある中でも、Championsに臨むにあたって、今回のチームにはこれまでで一番自信があると話していました。その理由をもう少し詳しく聞かせてください。なぜ今のチームメイトをそこまで信頼できるのでしょうか?
bang:「今年は、自分たちがどれだけ強いチームになれるかを何度も証明してきたと思います。今年の初めに優勝したとき、このチームは本当に特別だと感じました。大会で優勝できる力があると心から思っています。感覚的なものではありますが、僕たちは本当にすごいチームだと思いますし、チーム全員がそう感じています。みんなもそれを分かっていると思います」
THESPIKE:「特別」という言葉はいいですね。それはゲーム内だけでなく、メンバー同士の関係性にも関わっているのかもしれません。VALORANT以外の部分で、今のチームメイトを特別だと感じる理由はありますか?
bang:
「みんな本当に良い人たちなんです。人生で何か悩みがあっても、チームメイトには何でも相談できますし、いつも支えてくれます。どんなことでも率直に話せる環境があると思います。誰かが気分を害したり、必要以上に身構えたりすることもありません。
批判やほかの人の意見にも、みんな進んで耳を傾けます。それぞれが自分なりの形でチームに貢献し、自分の仕事を高いレベルでこなしています。全員が自分の役割を理解していて、それを最大限に果たしているんです」
THESPIKE:では、これまで所属した中で最高のチームだと思いますか?
bang:
「そう思います。間違いなく、100%です」
THESPIKE:以前Sentinelsに所属していたときは、デュエリストのN4RRATEとの連携を築くのに苦労していました。最初はうまく噛み合わない部分もありましたが、最終的には連携が取れるようになりました。今はほぼ全員とうまく連携できているように見えます。もし今のチームから1人だけ残せるとしたら、誰を選びますか?
bang:「このチームから1人だけ残すとしたら、ですか?」
THESPIKE:はい。ほかの全員をベンチに下げなければならず、1人だけ残せるとしたら。
bang:
「Asunaですね。もう何年も一緒にプレイしています。彼が特別な選手だということはよく分かっていますし、いつでも頼りにできる存在です」
THESPIKE:以前から100 Thievesを見ていて、チーム全体の状況把握能力が非常に高いと感じています。全員が次に何が起こるのかを理解していて、まるで背中にも目があるようです。それ以外で、今のチームの最大の強みは何だと思いますか?
bang:「おっしゃる通り、僕たちは相手の動きを読む力が本当に高いと思います。フェイクなのか、本命の攻めなのかを見極められますし、コミュニケーションもすごく良いです。
このチームでは全員の認識が常に揃っていると思います。試合中に考えが噛み合わなかったり、誰かが状況を理解できていなかったりする場面はほとんどありません。全員が周囲の状況をよく把握していて、試合中に何が起きているのかを理解しているんです。
ラウンドのどの場面でも、それぞれが何をすべきか分かっています。どのタイミングでも、そのラウンドの勝ち筋を理解しています。
自分たちが何をすべきか分からなくなることは、ほとんどありません。相手が緩急をつけてきたり、マクロを重視した戦い方をしてきたりしても、試合の主導権は握れていると思います」
THESPIKE:以前、チーム全員のプレイが噛み合い、何もかもうまくいって勝ち続けられる「フロー状態」に入れると話していました。その状態に入れれば、100 Thievesはほぼ無敵だと思いますか? 逆に、そこまで集中できなければ負ける可能性もあるのでしょうか?
bang:「自分たちが無敵だとは思いません。誰も無敵ではありませんし、どんなチームでも負ける可能性はあります。ただ、全員がフロー状態に入れれば、当然かなり戦いやすくなると思います。でも、今大会でそういう状態に入れるのは僕たちだけではありません。
ほかにも調子が良くて、フロー状態に入っている選手はいると思います。だから結局、その日にどちらが良いプレイをできるかの勝負になるはずです。楽しみですね」
THESPIKE:今大会には100 ThievesのほかにG2、T1、LOUD、Team Vitalityが残っており、それぞれプレイスタイルがかなり異なります。Trent "trent" Cairnsもチームの戦い方が大きく変わっていると話していました。これらのチームの中で、特に苦手とするプレイスタイルはありますか?
bang:「G2が僕たちとの試合で見せたプレイスタイルは、間違いなく一番やりづらかったと思います。かなりゆっくりと、広く展開して戦うスタイルです。LOUDも似たような戦い方をします。音を消して、いったん動きを止めてからコンタクトで仕掛けてきます。彼らはコンタクトプレイを好みますし、かなり遅く、辛抱強くラウンドを進めることもできます。
もちろん、僕たちにはそれに対応するための手段がありますが、難しい場面もあります。あの日のG2戦では実際に苦戦しました。でも、そこから学べたこともあるので、次に対戦するときはもっと良いプレイができると思います」
100 Thievesは10月16日、メルセデス・ベンツ・アリーナでG2 Esportsと対戦する。
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