2023年最高のシンデレラストーリー、Evil Geniusが優勝。
VCT-2023 Championsもいよいよ最終日を迎え、インターナショナルチームが導入されて以来の初の「Campion」が決まる試合が行われました。
対するはPacificの「WGAMING」こと「Paper Rex」 vs .悪魔率いる邪悪なる天才たち「Evil Genius」。
Paper Rexはjingggをいれた現メンバー最後の大会、また、Pacificに初の優勝を持ち帰るという悲願。
対するEvil GeniusはMasters Tokyoで後一歩のところで逃した「1位」という名誉を手にする事でできるのか・・・ 会場は大いに沸き、この日の対戦を見届けました。
第1マップ スプリット
PRXが選択をしたスプリットでは両チーム共に同じ構成を使用するミラー構成となりました。
PRXのATKからスタートしたスプリットではEGがハンドガンラウンドを取得するも、PRXは「2デュエリスト」構成の勢いを弱める事はなくアグレッシブにゲームメイクを行いペースを掴み、 8-4で攻守を折り返すことに成功します。
しかし、「EG」のATKサイドで「悪魔」が目覚めます。 前半で多くラウンド数の差を付けられ弱気なプレイを行うどころか彼らもまた「2デュエリスト」構成を活かしてPRXよりも強気に、そしてアグレッシブにプレイを行います。特に「Max 'Demon1' Mazanov」はATKサイドでは1度もファーストブラッドを取られることなく、キルを重ね最終スコアはK/D1.93という圧巻の数字を記録。接戦となったスプリットは13-11でEGが取得しました。
第2マップ アセント
EGが選択したアセントでは、EGは王道のメタ構成。PRXは先日使用していた構成からスカイをKAYOに変更した構成を使用しました。
第1マップを取られた流れを断ち切るかのように、ATKサイドのPaper Rexは強気に攻めラウンドを4連取する事に成功します。
しかしここで天才達の頭脳、「Christine 'Potter' Chi」がタイムアウトを取ります、頭脳によって対策を講じたEGはPRXの攻めに対応し、ラウンドを取得。前半は7-5での折り返しとなりました。 攻守が変わり、攻めとなったEGは先日の試合からPRXの守りの傾向を予測、熟練のsova使いである「Corbin 'C0M' Lee」のスキルを上手く使い、PRXの強気な守りに対応します。 しかし「Ilya 'something' Petrov」が流れを変えます。レイナを使用する彼は時に大胆に、時に、誰もが驚くよういなAIMを見せ、EGの意図しないタイミングで一瞬の間に敵を倒し、「カオス」を生み出しました。 オーバータイムに突入する事も辞さない流れの試合展開となりましたが、マッチポイントで「smth」が少人数戦を救い、13-11でPaper Rexがマップを取得しました。
第3マップ バインド
Paper Rexが選択したBindでは構成が一変。「Jason 'f0rsakeN' Susanto」がYoruを使用し「smth」がブリーチを使用する構成となりました。 PRXは過去にも似た構成を使用しており、「EG」のチェンバー構成への対策の一環として採用をしたと考察できます。
しかしどうでしょう、EGはその対応力を以てPRXを終始圧倒。DEFサイドでは予測不能なセットアップ構成を相手に9ラウンドの取得、
MastersTokyo、Champions LAで上位の成績を収めている所以たるプレイを見せつけました。
攻守が変わりEGのATKサイドではPRXはヨルのアビリティを使用し、揺さぶりをかけハンドガンラウンド、ボーナスラウンドを取得します。
しかし、それらの動きに完璧に対応したEGはその後完封13-5というラウンド数だけ見れば圧倒的な差で勝利。マップを取得しました、
第4マップ ロータス
Evil Geniusが選択したロータスでは一進一退の攻防が続きます。
ATKスタートのPRXはアグレッシブに攻め続け「カオス」を生み出し、「EG」はそれらに対応、クラッチ。 一瞬目を離せば有利になっているチームが変わる程に目まぐるしい展開が続きます。
しかし、マップカウントで勝っているEGは冷静にPRXの展開への対処を続け、ATKサイドに移ると自身たちのゲームメイクを行い優勢に進めます。PRXも負けずと食らいつきますが
「Alexander 'jawgemo' Mor」のレイズの文字通りの爆発力が試合を飲み込みEGがマップを取得3-1でEGが試合を制しました。
Evil Geniusはインターナショナルチームでの試合が開催された初期の頃、最弱チームのウチの1つでした。
人数の多いロスター、解任がうわさされているコーチ。それらすべての前評判を覆す様な結果をMastersTokyoで見せつけ、今回のChampionsではトロフィーを手にする事が叶いました。
歴代の「Champion」達の中でも最も、下馬評を覆し、努力をし、仲間を信頼した「Evil Genius」はまさにVCT-2023 Championsふさわしい「チャンピオン」としてVALORANTの歴史に残るでしょう。
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