VALORANT パッチノート 7.04。ジェットが大幅弱体化
VALORANT パッチノート 7.04が構成されました。 該当パッチはEpisode7 Act2から適用されるパッチのレビューです。全文は来週公開されます。
エージェントについて
VALORANTでは敵のユーティリティーに対応する際、射撃、回避、そして決定的な選択を行うタイミングを見極める高度な判断が求められます。
私たちは、プレイヤーの皆さんが「もう少し早く、またはもっと賢い判断ができていたなら、より良いプレイができたかもしれない」と思いながらラウンドを終えることが望ましいと考えています。
そして開発チームでは、プレイヤーの皆さんが複数のユーティリティー、または一部のスケールの大きいアルティメットに対面したとき、カウンタープレイの選択肢が多すぎて何が起きているか分かりにくかったり、同じ状況がまた発生したらどのように行動を変えるべきか分からなかったりすることを把握しています。
パッチ7.04では半数以上のエージェントに調整が入りますが、その調整はゲーム状況の認識のしやすさを改善することに焦点を当てています。具体的には、下記のような調整が行われます。
効果範囲の大きいアルティメットの頻度を低下
ワールド内でアルティメットが有効になっている時間を短縮
射撃可能なユーティリティーのHPを低下
以下に示すアルティメットのコスト調整は、広範囲・高インパクトのアルティメットが敵に与えるプレッシャーに見合うようにするものであり、ラウンド勝敗を決定づけるアビリティーのペース配分を改善し、コストによるアルティメットの選択をより明瞭にすると考えています。
多くは軽微な調整ながら、全体としてゲーム状況の認識のしやすさを改善し、スキルを魅せる機会が増えた実感を皆さんに届けてくれるものと期待しています。 —June Cuervo 、ゲームデザイナー
ブリーチ
アフターショック(C) 適用間隔が短縮:3秒 >>> 2秒 一間隔あたりのダメージが増加:60 >>> 80
ローリングサンダー(X) ULTポイント増加:8 >>> 9
ブリムストーン
オービタルストライク(X) ULTポイント増加:7 >>> 8
フェイド
プラウラー(C) アビリティー使用後、銃の再装備までの時間が微増
ゲッコー
モッシュピット(C) 爆発までの効果範囲のダメージが、1秒あたり10ダメージに
ウィングマン(Q) HPが減少:100 >>> 80
スラッシュ(X) スラッシュの爆発を微調整して視認性を高め、効果範囲をより分かりやすく(かつ美しく)改良
キルジョイ
ロックダウン(X) ULTポイント増加:8 >>> 9
オーメン
パラノイア(Q) 発動時の移動状態による速度の変化を削除
スカイ
スカイは偵察と空間確保のユーティリティーの組み合わせにより、現在のメタにおける要石となっています。スカイがこのコンビネーションで新たな構成を得られるのは良いことですが、この能力がもたらす選択の多様性により、他のイニシエーターと比較して明確な弱点がなくなっているように見受けられます。今回の調整では、「ガイディングライト」で情報を得られる距離を短縮します。また、「ガイディングライト」が発動までに長距離を飛行した場合に、敵がフラッシュを警戒しなければならない時間も短縮されます。さらに、「トレイルブレイザー」と「シーカー」のHPを削減し、敵にとって対応しやすくしました。スカイのアルティメットのコストは、その基礎的な強さをより適切に反映するべく、引き上げられます。
これらのアップデートでスカイと同ロールのエージェントとの競争がより健全なところに落ち着くか、それともさらなる調整が必要となるか、今後も注視していきます。—June
ガイディングライト(E) 最大持続時間を短縮:2.5秒 >>> 2秒
トレイルブレイザー(Q) HPが減少:100 >>> 80
シーカー(X) ULTポイント増加:7 >>> 8 シーカーのHPが減少:150 >>> 120
ソーヴァ
リコンボルト(E) スキャン可能な総数が低下:3 >>> 2
ヴァイパー
ヴァイパーズピット(X) ULTポイント増加:8>>> 9
アストラ
アストラの「グラビティウェル」と「ノヴァパルス」の間には、大きなパワーの差があることを認識しています。私たちの目標は、いずれのアビリティーについても使い方をより明瞭にすることです。「グラビティウェル」は空間を制御するためのツール、そして「ノヴァパルス」は特定の空間に素早く影響を与えるためのツールとなります。同時に敵にとっては、早く行動すれば起動済みの「グラビティウェル」の予備動作中に押し通るチャンスが生まれ、アストラの「スター」が引き起こす、重苦しく長い持続時間のプレッシャーが軽減されることが期待されます。
「コズミックディバイド」については、味方や敵が、反対側に聞こえるほど壁に近くにいるかどうかという不確実性を排除することにより、ゲーム状態をより明確にする調整を行いました。これにより、アストラの壁は本人および味方にとって、より扱いやすくなることでしょう。—June
グラビティウェル(C) 起動時間を延長:0.6秒 >>> 1.25秒 引き寄せ時間を短縮:2.75秒 >>> 2.0秒
ノヴァパルス(Q) 起動時間を短縮:1.25秒 >>> 1.0秒
コズミックディバイド(X) 壁により音を弱めるのではなく、完全に遮断するように
ジェット
ジェットに最後に調整を行ってからも、彼女はコンペティティブおよびプロシーンの主戦力であり続けています。パッチ4.08で行われたダッシュの調整により、ジェットがより計画性と戦略性を求められるようになったことには満足していますが、それでもなお彼女は他のデュエリストやエージェント全般と比較して、信頼性が高く調整が容易な状況が多いように感じられます。
これらの調整の目的は、ジェットのアビリティー使用およびその持続時間の計画性の比重を増し、攻撃的かつ精密なデュエリストとしての特徴を鮮明にすることにあります。チョークを突破して目標地点にダッシュするジェット特有の力は維持しつつ、防御時のアングルを確保できる能力や、各種アビリティーを使用することで戦略上のミスを即座に取り消しにできる能力は低下させるのが狙いです。
こうした調整により、VALORANTのロスターにおけるジェット特有の役割とファンタジーは維持されながらも、彼女の全体的なパワーレベルは戦略サイクルの中で他のエージェントと同等になるはずです。これらの調整に至った開発チームの思考プロセスを説明するため、それぞれの調整がどのように目的を実現するかの解説を併記しました。引き続き、今回の調整がゲームプレイの全レベルでどのような結果をもたらすかを注視していきます。—Sherry Fan、エージェントデザイナー
テイルウィンド(E) ダッシュの持続時間を短縮:12秒 >>> 7.5秒 持続時間が12秒あると、ジェットは明確な意図なしにダッシュを発動したり、判断を間違えたりしても、まだダッシュを活用する余地がありました。この時間を短縮することにより、ジェットはより計画的な判断を行う必要が生じ、「テイルウィンド」で防御時のアングルを確保する強みは低下しますが、先を見越してダッシュによりサイトに飛び込む能力への影響は最小限に抑えました。 起動までの溜め時間を延長:0.75秒 >>> 1秒 「テイルウィンド」の溜め時間を延長することで先を見越した使用を促進し、不意をつかれた際の反射的な使用や、戦闘から逃げる手段として使用するケースを減らせるはずです。
クラウドバースト(C) 持続時間を短縮:4.5秒 >>> 2.5秒 アビリティー使用後、銃の再装備までの時間が微増 「クラウドバースト」は迅速かつ強力で、素早く正確な判断を迫るツールとして先鋭化することにより、ジェットがスモークを使ってダッシュしたり逃げられたりする安全性を低下させたいと考えています。
アップドラフト(Q) チャージ数が減少:2 >>> 1 ジェットは「アップドラフト」を2回使用できることで、戦術的に出し抜かれていても「アップドラフト」の予測不可能な動きによって敵を振り切ることが可能になっていました。今回の調整が「アップドラフト」の極端な使い方がもたらす不健全な効果を減らし、適切なタイミングで使用することの重要性が増すことが期待されます。 ブレードストーム(X)
ULTポイント増加:7 >>> 8 ジェットのアルティメットは、銃の代替となるアルティメットとして最も柔軟で信頼性が高く、なおかつコストパフォーマンスに優れたアビリティーでした。その理由は時間制限がないことや、キルによってリセットされること、そしてジェットの動きとの相性の良さにありました。この変更により、「ブレードストーム」のコストは「ツール・ド・フォース」や「ショーストッパー」といった同等の武器アルティメットと同レベルになります。
メタキャラの1人ながら、大きく弱体化をされるジェットですがメタはどうなるのでしょうか・・・? 次に追加されるキャラはデュエリストとの事で、そちらを加味した調整になっているのかも興味がわきますね。
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