最下位からグループ首位決定戦へ――VARRELはStage 2で何を変えたのか
Stage 1を0勝5敗で終えたVARRELが、VALORANT Champions Tour 2026 - Pacific Stage 2では4試合を終えて3勝1敗。8月9日のPaper Rex戦を前に、グループOmega首位を争う位置まで浮上した。
VALORANT Champions Tour 2026 - Pacific Stage 1で最下位だったチームの変化を端的に表すのが、ラウンド差だ。Stage 1の-33から、Stage 2では+17。50ポイントの改善幅は、両ステージに出場した12チームで最も大きい。
2勝10敗から7勝4敗へ
VARRELがStage 1で勝ったマップは二つだけだった。121ラウンドを獲得した一方で154ラウンドを失い、五つのシリーズすべてで敗れている。
Stage 2では、ここまで7勝4敗。マップ勝率は16.7%から63.6%へ上がり、獲得ラウンド数も4試合の時点でStage 1全体を上回った。
初戦ではTeam Secretに2-1で勝利し、続くT1戦を2-0で制した。DetonatioN FocusMeには1-2で敗れたものの、KIWOOM DRX戦では第1マップを落としてから逆転している。
勝利した三つのシリーズには、それぞれ違う展開があった。Team Secret戦では相手の選択マップを失った後に立て直し、T1戦では唯一のストレート勝ちを収めた。KIWOOM DRX戦でも先にマップを奪われながら、残る二つを連取した。
接戦をシリーズ勝利に変えられるようになったことが、Stage 1との大きな違いだ。
Foxy9がもたらした変化
ロスター面で最も大きな変化は、Jung "Foxy9" Jae-sungの加入だった。
VARRELは5月13日、Esports World Cupに向けた補強としてFoxy9を獲得。センチネルとコントローラーを中心に起用し、そのままStage 2のロスターにも残した。
Foxy9は11マップでレーティング1.21、平均コンバットスコア244、212キル、163デスを記録している。ファーストキルは32回、ファーストデスは26回。レーティングは大会全体で2位だ。
主にサイファーとヴァイパーを使いながら、この数字を残している点も大きい。VARRELはデュエリスト以外のポジションからも初動の優位や複数キルを作れるようになった。
Stage 1ではoonzmlpがレーティング1.16を記録した一方、他の選手は全員1.00以下だった。Stage 2ではFoxy9だけでなく、もう一人が大会上位の数字を残している。
XuNaの成長と6人制ロスター
その一人がKim "XuNa" Tae-geonだ。
XuNaのレーティングはStage 1の1.00から1.17へ上昇した。平均コンバットスコアは190から212、K/Dは0.96から1.14、KASTは69%から78%へ伸びている。
11マップで179キル、157デス、79アシスト。現在のレーティング順位は大会4位で、VARRELではFoxy9に次ぐ数字となっている。
Kim "Klaus" Min-hyukも、出場した6マップでレーティング1.10とKAST 78%を記録した。Stage 1のレーティング0.85、KAST 64%から大きく改善している。
VARRELはFoxy9、XuNa、oonzmlp、zexyを軸に、最後の1枠をKlausとGo "C1nder" Jae-hyukで使い分けてきた。Klausは6マップ、C1ndeRは5マップに出場している。
継続選手全員の数字が一様に上がったわけではない。それでも結果が変わったのは、Foxy9とXuNaが安定して上位の成績を残し、ローテーションで入るKlausも出場マップで役割を果たしているからだ。
Stage 1では一人の好成績がシリーズ勝利につながらなかった。Stage 2では、ラウンドごとに違いを作れる選手が増えている。
T1との再戦が示した3か月の差
VARRELの変化が最も分かりやすく表れたのが、T1との再戦だった。
4月3日のStage 1では、T1がVARRELを2-0で下した。その後、T1はグループOmegaを5勝0敗で終え、VARRELは一度も勝てないまま大会を去った。
両チームが再び対戦したのは7月23日。VARRELはスプリットを14-12で競り勝つと、ヘイヴンも13-10で制し、2-0で雪辱を果たした。
4月には一つも取れなかったマップを、7月は一つも渡さなかった。T1戦は、この3か月で両チームの立場がどう変わったかを示す結果となった。
Paper Rex戦で決まるグループ首位
VARRELとPaper Rexは、ともに3勝1敗で最終戦を迎える。Paper Rexはマップ7勝2敗、ラウンド差+30。VARRELは7勝4敗、ラウンド差+17となっている。
8月9日の直接対決に勝ったチームが、4勝1敗でグループOmega首位となる。1位はプレイオフのアッパーブラケット準決勝へ直接進み、2位はアッパーブラケット1回戦から戦う。
VARRELはすでに、Stage 1とは異なるチームになったことを結果で示した。残るのは、その変化をグループ1位という形で締めくくれるかどうかだ。
最下位から首位争いまで浮上したVARRELにとって、Paper Rex戦はStage 2の到達点を決める一戦となる。
VALORANT Champions Tour 2026 - Pacific Stage 2の試合結果やグループOmegaの最終順位は、THESPIKEで確認できる。
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