「VALORANT Champions Shanghai」で注目すべき5選手:新星と勢いを増すベテランが主役へ
VALORANT Champions Tour 2026 - Champions Shanghaiの開幕が目前に迫り、新たな才能と経験豊富な選手たちが上海の舞台で激突する。選手たちは上海にたどり着くまでの1年間、国内外の大会でその実力を証明してきた。シーズンを通してスター選手たちが活躍する一方、ここにきてさまざまな理由から一気に注目を集め始めたダークホースもいる。
Champions開幕を前に、特に注目しておきたい5選手を紹介する。
GSR
VALORANT Champions Tour 2026 - EMEA Stage 2終了直後、Team Liquidはロスターに予想外の変更を加えた。Seymon "purp0" Borchevがベンチ入りし、その代わりにOgnjen "GSR" Bondžić が昇格した。GSRは2025年からTeam Liquid Academyのロスターに所属し、主にTier 3とTier 2でプレイしてきた。アカデミーチームではフレックスを担当し、さまざまなエージェントを使用している。purp0の枠に入ることから、TLではメインデュエリストを任される可能性もある。
Liquidのメインチーム加入はGSRにとって大きなチャンスであり、Champions Shanghai開幕と同時に、最大級の舞台でVCTデビューを果たすことになる。しかし、Liquidが年間最大の大会を目前にpurp0をベンチへ下げた決断は、SNS上で大きな注目と批判を集めた。大会直前にリスクを取る理由を疑問視する声がある一方、この大胆な変更によってLiquidがさらに強くなる可能性を評価する声も上がっている。
その結果、大きな期待とプレッシャーを背負うことになった18歳のGSR。加入直後からチーム内で自分の役割を確立し、最高峰の舞台で結果を残せるかが問われる。
SiuFatBB
もう1人注目したいのが、TYLOOのPong "SiuFatBB" Ka Heiだ。VALORANT Champions Tour 2025 - Masters Toronto 2025では、SiuFatBB率いるWolves Esportsが下馬評を覆す快進撃を見せ、Lower Bracket Finalまで勝ち進んだ。Masters TorontoをきっかけにSiuFatBBの名は広く知られるようになり、優れたIGLとしてだけでなく、ステージ上で観客を沸かせる存在としても注目を集めた。
2026年にはTYLOOへ加入し、新たなチームでも結果を残し始めた。TYLOOは2024年に中国VCTへ参入して以降、国内で5位以上の成績を残せずにいた。しかし、2026年6月にSiuFatBBが加入すると状況は大きく変わった。
VALORANT Champions Tour 2026 - China Stage 2では中国の強豪を次々と破り、リージョン王者に輝いた。SiuFatBB加入直後に結果が出始めたことは見逃せない。Stage 2と同様のリーダーシップをChampionsでも発揮できれば、チームに大きな影響を与える選手の1人になるだろう。
Dambi
2026年序盤、VALORANT Champions Tour 2026 - Masters Santiago 2026のサーバーを席巻した選手がいた。Nongshim RedForceのLee "Dambi" Hyuk-kyuだ。Dambiはネオンで圧倒的なパフォーマンスを見せ、チームのMasters優勝に大きく貢献した。しかし、その後Nongshimは同じ成功を再現することに苦戦し、VALORANT Champions Tour 2026 - Pacific Stage 1では振るわず、Masters London出場を逃している。
Stage 1ではネオンに弱体化が入り、Dambiは同エージェントから距離を置いてフェニックスを選択するようになった。しかし結果につながらず、VALORANT Champions Tour 2026 - Pacific Stage 2では再びネオンとウェイレイを使用するようになった。
得意とするエージェントで再び調子を取り戻したDambiは、Nongshimをリージョン上位へと押し戻した。トロフィーこそGlobal Esportsに譲ったものの、Nongshimは国内2位で大会を終え、Championsへ向けて好位置につけている。Dambiが本来のフォームを取り戻した今、Nongshimのアグレッシブな構成は、よりスローテンポでコントロールを重視する地域のチームにとって厄介な存在になりそうだ。
Asuna
Americasでは、100 Thievesが強豪を破ってタイトルを獲得し、勢力図を大きく塗り替えた。100TにはTimothée "Timotino" Lavigne Dupontのような高いフラグ力を持つ選手や、Matthew "Cryocells" Dylan Panganibanのような経験豊富なスターが揃っているが、最近特に大きなインパクトを残しているのが、フェニックスを操るPeter "Asuna" Mazurykだ。
VALORANT Champions Tour 2026 - Americas Stage 2ではRating 1.22でチームトップを記録し、リージョン全体でも3位に入った。VALORANT Champions Tour 2026 - Americas Stage 1の時点ではさまざまなエージェントを使用するフレックスとして安定したプレイを見せていたが、EWC - Esports World Cup 2026でフェニックスへの転向が定着し、その後も使い続けている。同エージェントで安定してプラスのK/Dを記録していることから、Championsでも大きな脅威となり、100Tが今年再び国際タイトルを狙ううえで重要な存在となる。
しばらくAmericasで目立った結果を残せていなかった100Tだが、ここ約2カ月でEWCとStage 2の両タイトルを獲得した。Asunaとチームがこの勢いをChampionsでも維持できるのか、それとも最後までたどり着く前に失速するのかが注目される。
luk xo
Americasからもう1人、Stage 2のトップ10プレイヤーランキングに入ったのが、LOUDのLucca "luk xo" Travaioliだ。ブラジルのLOUDはほぼ全面的にロスターを刷新し、ここにきて調子を上げている。2025年から2026年まで唯一チームに残ったのがluk xoで、新たに加わったチームメイトたちをけん引してきた。
年初のluk xoはコントローラーやセンチネルを担当することが多かったが、ロスターにSebastián "Darker" Cicuamiaが加わり、ヴァイパーで以前の役割を担うようになったことで、luk xoはほぼチェンバー専任へと移行した。この変更は功を奏し、luk xoはスナイパーを武器にAmericasのチームを相手に結果を残した。
チェンバーへ移行して以降、luk xoは1試合もマイナスK/Dを記録しておらず、その火力をChampionsの舞台へ持ち込む。LOUDはAmericasを2位で終え、アグレッシブかつ組織的なプレイで強い印象を残した。世界大会でも、LOUDのluk xoは注目しておきたい選手の1人だ。
ほかにも注目選手は多数
今回紹介したのは、最近になって特に調子を上げている選手が中心だが、Championsの舞台で力を発揮しようとしている選手はほかにも数多くいる。たとえばZheng "ZmjjKK" Yongkangは母国の観客の前でプレイし、再びVALORANT世界王者の座を狙う。世界最高峰のVALORANTプレイヤーたちが中国で激突するChampionsは、9月24日に開幕する。大会が始まったら、その戦いを見逃さないようにしよう。
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撮影:Riot Games
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