VCT LOCK//IN 決勝にて争う2チームが決定。両チームのパフォーマンスや注目選手を特集

2月13日から開催されているVCT 2023 - LOCK//IN。約3週間の激闘を経て、ブラジル・サンパウロでの決勝に駒を進める2チームが決定しました。一つは地元ブラジルのLOUD、もう一つはヨーロッパの名門Fnaticです。それでは両チームのプレイヤーや当大会でのパフォーマンスについて振り返りましょう。

LOUD

LOUDは2022年最大の国際大会、VCT 2022 - Champions Istanbulの優勝チーム。前回の優勝から新メンバー2人Cauan "cauanzin" Pereira、Arthur "tuyz" Andrade Vieraを迎え初めて挑む国際大会でしたが、シングルエリミネーションの厳しいルールの中で数々のトップチームを倒し、見事決勝までたどり着きました。

注目選手はErick "aspas" Santos。なんと本大会でプレイした12マップの内全てでジェットをピックしています。持ち前の高い個人技とゲームセンスで、270ラウンドを通じて241ACSに1.23のKDレートを獲得。更にマルチキルを取ったラウンドは59と、Myeongkwan "MaKo" Kimに並んで1位となっています。これまでピックし続けてきたジェットで決勝を荒らすのか、それとも本大会では初めて見せる別のエージェントでのプレイで皆を驚かせるのか、どちらにせよ決勝で一番注目すべき選手でしょう。

Fnatic

LOUDと同じく、昨年より2人のメンバーチェンジを行い挑んだFnatic。Leo "Leo" JannessonとTimofey "Chronicle" Khromovを組み込んだシステムは見事作用し、なんとFnaticは当大会で一マップも落とさず決勝に進んでいます。

注目選手はやはり新メンバーのLeo。ソーヴァやフェイドなどのイニシエーターを主に使う彼ですが、今大会ではなんと味方のサポートをしながらKDレートが1未満になったことがありません。そして恐ろしいことに92%の確率でファーストキルを取ることに成功しています。これは全出場選手の中でも突き抜けて1位です。デュエリストの派手なプレイに注目が集まる中、味方を堅実にサポートしつつ、驚異的な打ち合いの強さでラウンドを取得する彼に注目すれば、Fnaticの強さの理由がわかるかもしれません。

2023年最初の国際大会の決勝戦は、日本時間3月5日 午前3時からのスタートが予定されています。配信ページ、コミュニティ予想などはマッチページからチェック！