VCT Stage 2、オーメンが高ピック率 ブリーチとテホは下位に
VALORANTのStage 2が全地域で終了し、エージェントのピック傾向にも明確な差が表れた。全体ではオーメンとネオンが高いピック率を記録した一方、ブリーチはブリムストーン、テホ、Vetoなどと並び、ピック率の低いエージェントとなっている。
地域別のデータを見ると、その背景にあるメタの違いも見えてくる。間もなく開幕するVALORANT Champions Tour 2026 - Champions Shanghaiを前に、各地域のStage 2でどのエージェントが多く、あるいは少なく使われたのかを見ていこう。
VCT EMEA
EMEA、Americas、Pacificでは、Stage 2を通じてオーメン、ネオン、ソーヴァが上位に入るという大きな傾向は共通している。ただし、各エージェントのピック率には地域ごとの差がある。
AmericasやPacificと比べると、VALORANT Champions Tour 2026 - EMEA Stage 2ではネオンのピック率が大きく低く、チーム構成や戦術の中でほかのエージェントがより重視されていたことが分かる。
一方、下位3エージェントにはテホ、ブリムストーン、Vetoが入った。テホは弱体化以降、イニシエーター枠から徐々に姿を消しており、現在はアビスなど特定のマップを中心に採用されている。
ブリムストーンも現在のメタでは居場所を見つけにくい。競技シーンでは、スモークに加えてフラッシュとテレポートを1人で持つオーメンの汎用性が高く、コントローラー枠ではオーメンが優先されるケースが多くなっている。
VCT Americas
VALORANT Champions Tour 2026 - Americas Stage 2でも上位3エージェントに大きな違いはないが、下位を見るとEMEAとは異なる傾向が出た。Stage 2を通じてブリムストーンがやや多く使われた一方、ブリーチがピック率下位に入っている。
イニシエーターとセンチネルは、2025年シーズンに行われた弱体化の影響を大きく受けており、複数のエージェントが再びメタに戻るのに苦戦している。
2026年にはイニシエーターに小規模な強化も入ったが、すべてのエージェントをメタへ戻すほどの変化にはならなかった。Americasではブリーチとテホのピック数が少なく、ブリーチはヘイヴン、テホはサミットなど、特定のマップを中心に採用されている。
ブリーチ自体に大規模な弱体化が入ったわけではないものの、現在のメタやマッププールとの相性では、ソーヴァ、フェイド、スカイといったほかのイニシエーターに比べて採用しにくい状況となっている。
VCT Pacific
Pacificは、ほかの地域では採用されにくいエージェントを早い段階から試す傾向があり、MiksやVetoの登場時にもいち早く実戦投入した地域の一つだった。
しかしVALORANT Champions Tour 2026 - Pacific Stage 2では、Miksが最もピック率の低いエージェントとなり、ほかの地域と同様の傾向が表れた。
コントローラーとして見ると、Miksはほかの選択肢と比べて採用しにくく、残るアビリティも競技シーンとの相性が良いとは言いにくい。回復とスタンの両方を持つものの、どちらも破壊されやすく、状況によっては相手に利用される可能性もある。
Vetoも登場以降、競技メタで安定したポジションを確立するには至っていない。ただし、Jason "f0rsakeN" Susantoのように複数マップでVetoを採用する選手もおり、EMEAやAmericasとは異なり、Pacificでは最下位にはなっていない。
また、全地域を通じてMiksをピックしたのはf0rsakeNのみ。これにより、f0rsakeNは自身のキャリアにおける公式戦で、全エージェントを使用した唯一の選手となった。
VCT China
最も大きな違いが見られたのはVALORANT Champions Tour 2026 - China Stage 2だ。
中国は以前からほかの地域とは異なるメタを作ることが多く、各チームがどのエージェントを強いと評価するかについて、独自の解釈を見せている。
ほかの地域とは異なり、中国ではソーヴァがピック率トップ3から外れ、代わってサイファーが入った。センチネルが以前ほどメタを支配しているわけではないものの、サイファーは依然として人気が高く、スプリットとブリーズを除くほぼすべてのマップで採用されている。
下位にはブリーチ、クローヴ、アイソが並んだ。
中でもクローヴは意外な結果の一つだ。自己回復能力に加え、デス後にもスモークを展開できる強みを持つ一方、競技シーンでは安定した選択肢として見られていない。
キット全体を見ると、従来のコントローラーというより「スモークを持つデュエリスト」に近い性質があり、競技シーンではほかのコントローラーが優先されやすい。
アイソが下位に入ったことについては、それほど意外ではない。現在のダブルデュエリストメタでは、第1、第2デュエリストのどちらとしても優先順位が低く、チームはより高い火力やユーティリティを提供できるエージェントを選ぶ傾向にある。
フェニックス、ネオン、ジェットは素早いエントリーを可能にし、特にジェットはオペレーターとの相性でも強みを持つ。
個人での撃ち合いや自己強化に比重を置いたアイソは、現在の競技メタではポジションを確立できずにいる。
VCTに関する最新情報は、今後もゲーム・eスポーツの最新ニュースをお届けするTHESPIKE.GGでチェックしてほしい。
特集画像:Riot Games
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