VCTインターナショナルリーグ初の「13-0」が記録される。LOUDがEG相手に完璧なマップを披露

現在アメリカ・ロサンゼルスにて開催されている VCT 2023 - Americas League。4月25日に行われた Evil Geniuses 対 LOUDの第3マップ パールにて、インターナショナルリーグ初となる「13-0」のスコアが誕生しました。

アメリカリーグにて無敗を誇るLOUDに対し、不調が続き1勝しか上げられていないEG。試合が始まる前から、コミュニティの予想はLOUDの勝利に大きく傾いていました。しかし、そんな予想を覆すかのように、EGはLOUD側がピックしたスプリットにて13-3の大差をつけて勝利。LOUDはピストルラウンドも1回獲得していたので、フルバイラウンドの殆どをEG側が獲得するスコア、内容共に圧勝と言って差し支えないパフォーマンスを披露しました。

第2マップのヘイヴンでも、EG側はLOUD相手に一歩も譲らない試合運びとなりました。前半こそ4-8とやや押され気味でしたが、後半には勢いをつけて次々とラウンドを取得し、スコアは10-9と逆転に成功。しかし、LOUDが意地を見せ、続く4ラウンドを連続で取得し、10-13でLOUDが勝利しました。惜しくも勝利には至りませんでしたが、アメリカリーグ1位のチーム相手に健闘するEGにキャスターや視聴者も大興奮。しかし、迎えた第3マップ、パールにて悲劇は起こります。

パールでもLOUD相手に善戦を繰り広げるのかと期待されていたEG。しかし、待っていた結末はインターナショナルリーグ史上最もワンサイドな試合でした。ディフェンダーサイドでスタートしたEG。現在の環境において最もリテイクが難しいとされている、Bサイトへの攻めを中心に組み立てられたLOUDに対して対策することができず、1ラウンドも取ることができないまま前半を終える結果に。後半のピストルラウンドもLOUDが獲得し、全地域合わせたインターナショナルリーグ史上初の「13-0」のスコアが記録されました。

長らく不調が続いたいたEGが、LOUD相手に善戦を繰り広げただけでもファンからの評価は上がるはずでしたが、結果は第3マップのスコアのみに注目が集まることに。LOUDは本日の勝利により、リーグ戦績は5勝0敗と、2位以下との差をさらに広げることに成功。対するEGは1勝4敗で9位と厳しい状況が続きますが、プレイオフ進出の可能性は残っているので、今後の試合に期待が集まります。