VALORANT Champions Shanghai 2026で最もピックされたマップは? ピック・BAN数と攻守勝率を分析
VALORANT Champions Tour 2026 - Champions Shanghaiが閉幕した。今回は大会のマップ統計を振り返り、最も多くピックされたマップやBANされたマップ、攻守の勝率差が大きかったマップを見ていく。数字からは、今大会のマップ選択を左右した要因が見えてくる。
Champions 2026で最もピックされたマップ
中国で開催されたVALORANT Champions 2026では、中国を舞台とするマップがピック数の首位に立つという興味深い結果となった。大会を通じて圧倒的に多く選ばれたのはサミットで、ロータス、サンセット、アセントが続いた。
サミットが人気を集めた理由の1つに、比較的バランスの取れたマップ構造が挙げられる。VALORANT Champions Tour 2026 - Masters London 2026の後に登場したサミットは、VALORANTで最も新しいマップであり、攻撃側と守備側の勝率差が比較的小さい。どちらか一方が明確に有利というわけではないため、チームにとって選びやすいマップとなっている。
また、新しいマップだからこそ、各チームには国際大会の舞台で戦術を試し、現在のメタにどれだけ通用するかを確かめる機会にもなった。ピック数の多さからは、すでに多くのチームがサミットでの戦い方を確立し、積極的に選択できるようになっていることもうかがえる。
さらに、サミットは現在のメタで強力なエージェントとも相性が良い。チェンバー、ネオン、フェイドなどを生かしやすいことも、ピックされる理由の1つとなっている。
柔軟な戦術を組み立てやすく、現在のメタにも適しているサミットは、各チームが準備してきた戦い方を発揮するうえで魅力的な選択肢だったと言える。
Champions 2026で最もBANされたマップ
サミットが今大会でも特に攻守のバランスが取れたマップだった一方、スプリットでは攻撃側の勝率が守備側を大きく上回った。この偏りが、スプリットがVALORANT Champions 2026で最も多くBANされたマップとなった理由の1つかもしれない。現在のマッププールでは、チームにとって選択しにくいマップの1つとなっている。
では、なぜスプリットで戦うのは難しいのだろうか。ほかのVALORANTのマップと比べると、スプリットは比較的狭く、サイトへの入口やチョークポイントも限られている。
エリアを確保するには、ユーティリティーの適切な使用と連携の取れたエグゼキュートが欠かせない。一方、リテイクは難しくなりやすい。こうした特徴が、攻撃側の高い勝率につながっている可能性がある。
特にミッドでプレッシャーをかけられなければ、スプリットでの戦いは厳しくなる。そのため、過去にこのマップで好成績を残しているチームであっても、あえてリスクを取らずBANすることがある。
ただし、Americas勢はスプリットを得意としていたようだ。今大会では同地域のチームが自らスプリットをピックすることはなかったものの、相手に選ばれた5試合すべてで勝利している。
Global Esportsを敗退に追い込んだ試合後、LOUDのコーチであるGonzalo "Romanilly" Manzanoもインタビューで、スプリットにおけるAmericas勢の強さに言及した。LOUDは毎日スプリットを練習しており、Stage 2を通じて同マップを固定BANにしていたことも明かしている。
Champions 2026のマップ別攻守勝率
前述の通り、スプリットは攻守の勝率差が最も大きいマップだった。攻撃側のラウンド勝率は60.7%に達し、守備側は40%未満となっている。
アセントとロータスを除き、今大会のマップはすべて攻撃側の勝率が高かった。ただし、スプリットほど大きな差がついたマップはない。アビスは攻守の勝率差が2番目に大きく、**攻撃側が65%、守備側が45%**とされている。ただし、アビスの試合数はほかのマップよりかなり少なく、この数字だけで傾向を判断するのは難しい。
ここから分かるのは、スプリットとアビスが今大会で最も多くBANされたマップであり、どちらも攻守の勝率差が大きかったということだ。
攻撃側が明確に有利なマップでは、守備側からスタートするチームが序盤からリードを許し、後半での巻き返しを迫られる可能性がある。重要な試合では、そうしたリスクを避けたいと考えるのも自然だ。
守備側での不利な展開が続けば、序盤の勢いを失い、その後の自信や冷静さにも影響しかねない。
この点は、サンセット、ロータス、アセントが今大会で多くピックされた理由の1つと考えられる。攻守の勝率差が比較的小さいため、チームにとって安定した選択肢となったのだろう。もちろん、現在のメタやエージェント構成もマップ選択に大きく関わっている。
ただし、数字上のバランスが良いからといって、すべてのチームがそのマップを得意とするわけではない。各チームのプレイスタイルや戦術によっても、戦いやすさは大きく変わる。
VALORANT Champions 2026
VALORANT Champions 2026では、マップのバランスや現在のメタ、そして各チームの得意・不得意が、ピックとBANに大きく影響していることが分かった。サミットが最多ピックとなる一方、スプリットとアビスは攻守の勝率差が大きく、BANされることが多かった。
もっとも、統計だけですべてが分かるわけではない。数字上はバランスの取れたマップでも、チームのプレイスタイルに合うとは限らない。世界最高峰の大会では、マップへの準備と自信が勝敗を左右することもある。
最終的に頂点に立ったのはLOUDだった。2022年に続いてトロフィーを掲げ、VALORANT Championsで史上初となる2度目の優勝を果たしたチームとなった。
LOUDは個々の選手の能力に加え、現在のマッププールとメタへの深い理解を武器に、大会を通じて高い対応力を発揮した。その裏には入念な準備もあり、世界の頂点に立つには撃ち合いの強さだけでは足りないことを示している。
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アイキャッチ画像:Riot Games
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